年配の方や車椅子の方にもテニスが愛されている

テニス

テニスには紳士の国と呼ばれるイギリスが発祥の地であるだけに、上品なイメージが強いのですが、「血を流さないボクシング」と称されるくらい過酷なスポーツです。トップを目指そうとすれば、陸上の短距離選手のような瞬発力と、マラソンランナーのようなスタミナの両方を兼ね備えなければなりません。

しかしその一方で、身体能力が低くても、それ以外の部分で克服できる所がテニスの一番の魅力です。一流プレーヤー相手であっても、頭を使って相手の弱点に徹底してボールを打ち込めば、ミスを誘発して自滅させる事ができます。足が遅くても、正確無比なコントロールで相手の特技を封じるプレーヤーもいれば、スタミナがなくても破壊力のあるボールで短期決戦にもちこむ選手もいます。山なりの球しか打てなくても、気を強く持って常にボールを拾い続ければ粘り勝ちする事ができます。不器用で汚いフォームになってしまう人は、他のスポーツであれば致命的ですが、テニスの場合にはクセ球になるので、武器になり得ます。自分の特性さえしっかり把握すれば、テニスは誰でも強くなれるのです。

テニスはご年配の方や車椅子の方でも気軽にプレーできる生涯スポーツですが、その根強い人気の本質は、社会的弱者と呼ばれる人達であっても、戦い方一つで強者と対等以上に渡り合える所にあります。